カラオケの魅力

自律神経を整える効果がある

人の身体は、交感神経と副交感神経で構成される、自律神経によってコントロールされています。そして、活動的な時は交感神経が優位となり、睡眠時やリラックスする時は副交感神経が優位になるのが健康な状態です。しかし、その自律神経のバランスが崩れてしまい、ストレスが溜まることは珍しくありません。特に副交感神経が優位であるべきタイミングで交感神経が優位になり、床に就いてから眠れなくなる不調が多いです。そのような自律神経の不調は、カラオケによって改善できるかもしれません。

カラオケで大声かつ集中して歌う時には交感神経が優位となり、歌い終わってリラックスすると副交感神経が優位になります。そうして、短時間で交感神経と副交感神経の切り替えが身に付けば、日常生活での切り替えも容易になります。したがって、自律神経を整えやすくなることで、ストレスが溜まりにくくなるでしょう。

ホルモンをコントロールできる

カラオケで口を動かしながら大きな声を出すと、脳が活性化されます。そうすると、気分を盛り上げるエンドルフィンや、幸せホルモンと呼ばれるセロトニン、快感に繋がるドーパミンなどの脳内物質が積極的に生み出されるようになります。ストレスを解消するためには、幸せを感じやすい状態にすることが大切です。したがって、積極的にカラオケで歌って、脳内で生み出される幸せの成分を増やしておくのが効果的です。また、カラオケには、コルチゾールというストレスホルモンの量を減らす効果もあります。定期的にカラオケをした人の、唾液に含まれるコルチゾール量が減るという実験結果が出ています。 つまり、幸せを感じやすく、なおかつストレスが溜まりにくいという、二重の意味でストレス解消に繋げられるというわけです。